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CLINIC

栄養療法(分子栄養学)外来開設しました。

2022.05.14

分子栄養外来について

当クリニックでは分子栄養学に基づく栄養外来を始めました。
これは「分子栄養学」あるいは「オーソモレキュラー療法」と呼ばれ、食事やサプリメントによって、細胞を構成し機能させる分子=栄養素のバランスを整え、
人が本来持っている治癒力へアプローチする治療法です。

皆様の中に下記のような症状を感じある方はいませんか?

このような症状のある方はぜひご相談ください!


・朝が起きられない、起きるのがつらい、目覚し時計が鳴っても起き上がれない。
・十分寝ているのに疲れが取れない、ベッドから起き上がっても動き出すことが難しい。
・塩分が欲しくてたまらない、塩辛いものにさらに塩をかけてしまう。
・いつも疲れている、以前は楽しかったことも最近は疲れてできない、全てのことが億劫。
・毎日をやっとの思いで過ごしている。日常的なことがとても疲れる、同じことをするのに以前の何倍もの努力が必要。
・ストレスに対処できなくなった、以前は気にならなかったことが気に障る、イライラすることが多い。
・性欲が低下した、セックスする元気がない。
・怪我や病気が治るのに時間がかかるようになった、風邪が治るのに1ヶ月、切り傷が癒えるのに数週間かかってしまう。
・立ち眩みがする、椅子やベッドから立ち上がる時クラクラする。
・うつ症状がある、人生に意味を見出せないと感じる。
・何をしても楽しくない、楽しいことがひとつもない、興味を持てない。
・PHS(月経前症候群)が酷い・悪化した、のぼせや疲れ・イライラがある、チョコレートを欲する。
・食事を抜くと倦怠感などの症状が悪化する、コーヒーやお茶で何とかつながないといられない。
・考えがまとまらない、優柔不断になった。
・記憶力が低下した、記憶があやふやになることがある。
・以前に比べて我慢できなくなった、些細なことで怒りが爆発するようになった。
・朝は調子が悪く、午後でもなんとか動いているが、夕食後(夕方以降)は元気になる。
・生産性が低下した、仕事や生活の効率が落ちた、何かと捗らない、体力・気力の低下を感じる。
・カフェイン(コーヒー等)やたばこなどを欲する、カフェインがないと頑張れない、カフェインを摂取することでモチベーションを維持している。

人間の体には約37兆個の細胞で構成されています。その細胞1つ1つを動かすのは、実は毎日の食事です。
分子栄養学療法は、まずはきちんと検査して根本原因を見つけ、食事を見直し、足りない栄養素は化学合成の薬ではなく、身体(細胞)が必要とする“分子=栄養素”をサプリメントなどで補給し、最後にはサプリも不要になって健康状態になりましょう!というアプローチ療法です。

一見、難しく考えてしまわれがちですが、実はとてもシンプルなことです。
もう薬なんて飲まなくてよくなるんです。ただ、大多数の方がそのことに気づいていません。

特に我々日本人は、病気になるまで体を酷使しあまり気にかけません。
例えば、体に良いからとりあえずはウォーキングすること、それはとても素晴らしいことです。
しかし、食事については、朝はパン・牛乳・ヨーグルト。昼は(時間がなく)コンビニ弁当やラーメンなど。夜はガッツリこてこての唐揚定食。その前にビールなど…。

このような食事が体に良いかは、もうお分かりですよね。
などなど…。

分子栄養学では病気が起こる原因は決まっています。
ただし人にはそれぞれ個体差がありますので、ご自分に適した栄養素を把握し、適切な量だけ摂取することがとても重要となります。
そこで、分子栄養学療法では、病気が起こる根本原因(食事・炎症・ストレス・睡眠))を把握いただくために様々な検査を行っていただくことで「何が過剰なのか、何が不足しているのか」を生化学に基づいて分析できることが特徴です。

■分子栄養療法のゴール
具体例として、とても疲れやすい人がいました。
細胞の中でエネルギーを作ってるところ、それは「ミトコンドリア」です。
ここでエネルギーが作れないと疲れます。疲れやすいということは、ミトコンドリアの働きが悪いということなります。

ではどうしたらいいか。

ミトコンドリアは、様々な栄養素(ビタミンやミネラルなど)で回っています(TCA回路)。
分子栄養学療法では、TCA回路内のどこで異常があるかを採血や毛質ミネラル検査や有機酸検査などの検査で生化学判定していきます。

ちなみに、重金属や化学物質の蓄積はミトコンドリア機能を傷害します。
また、ミトコンドリアは活性酸素にも弱いため、抗酸化対策も必要です。
そこで、ミトコンドリア活性因子、特にコエンザイムQ10、NADH、マグネシウム、亜鉛などを補給していくいう感じです。

ここでは、とても簡単に書いていますが、実際はもっと深く丁寧に追求していきます。

そして最終的なゴールは、体を良くしてサプリメントにも頼らない体になること。さらに、精神的、感情的に自由になることを目指します。